6月の初旬から7月初旬にかけて梅雨時期に魅力的な青色や紫色の花を咲かせる。
アジサイは1.5～2mほどの落葉低木。

皆によく知られているのは花色が豊富。
花びらに見えるのは実はガクの部分。
本物の花は中心の密集した小さい花たち。
アジサイの品種群の中でガクアジサイの品質改良が近年進み、多くの品種が生み出されている。
七変化という別名もあるほど色彩は多様。

花色は日本を含むアジア地域が酸性土壌のため、青色、青紫色、紫色が多い。
ヨーロッパなどはアルカリ性土壌のため、薄ピンク色、濃ピンク色、桃系色が多い。
鉢を購入したとき花はピンク色で、翌年咲いた花色は変化していた…ということも多い。
植替えしたときの土壌成分や施す肥料で花色が変化しても不思議ではない。

剪定作業は7月終わりから8月初めにかけて行うことが望ましい。
花が終わった枝の2節手前くらいで切り戻す。
剪定作業をしないと翌年の花が少なく寂しい感じになる。
庭植えの場合、日光不足でも花つきが悪くなるため、日当たりのよい場所に植えることをお勧めしたい。
鉢植えの場合、根詰まりを避けるため、花後の6月末頃にひと回り大きな鉢に植え替えを行う。
植え替え後は水切れをしないように注意する。
毎年綺麗な花を咲かせるために、花後と冬時期には肥料成分を確認してから施すとよい。

今年はどんな花色に染まるだろうか？