ポリアンサはヨーロッパ原産で、サクラソウ科の多年草。
パンジーやビオラと同じく、冬の花壇やガーデンを彩る代表的な植物。
日当たりを好んで、とても丈夫なポリアンサ。
ポリアンサはヨーロッパやアメリカなどで交雑されて大輪品種も多く登場することになった。
花色・花形もとにかく豊富で、赤・黄・橙・桃・紫・赤紫・白・黄・青・煉瓦色・複色など。
品種によって花形や咲き方に違いがあるらしい。

コーカサス地方原産の赤紫色の小型花種（ジュリエ）を日本で交配させて生まれたのがジュリアン。
最近では、小型花のポリアンサをジュリアンと呼んでいたりすることも多い。
実はとても近しい品種群。

纏まって咲いたり、一本ずつ独立して咲いたりと忙しい。
開花期は11月～4月。
霜や雪には多少弱いため、雪が積もったときは箒などでやさしく雪を取り除くとよい。

また、暑さに弱い品種が多いため、一年草として扱われることが一般的だが、
花が終わった株を落葉樹の下に植えておくと夏越しもできる。
真夏以外はよく日光に当てて管理するのがベスト。
日光不足の場合、蕾が出ても次々と咲かない。

花壇もコンテナや鉢物は、水分切れにならないように気を付けるのがポイント。
開花時期が長いため、植えつけるときの元肥はしっかりと。
春に向かう途中にも追肥を忘れずに。
緩効性肥料や液肥も有効的。
花ガラや変色した葉は早めに取り除くのがおすすめ。

今年はどんな花色を植えようかな？
満開になる春が待ち遠しい。