キク科クンショウギク属の多年草です。
ガザニアは南アフリカ原産で、勲章のような鮮やかな花を春、夏、秋まで咲かせる植物です。
太陽が当たると開花する性質があります。
花色は黄･オレンジ･白･ピンク･赤色。
光沢のある花は日光に当たり、キラキラと輝いてとても開花期が長い花です。
開花時期は4月～10月中旬。
草丈は15～40cmほど。

ガザニアは真夏にはとても強いですが、多湿には弱いので梅雨どきは注意する必要があります。
耐寒性はそれほど強くはありませんが、徐々に外気温に慣れていくと関東地方以西では
戸外での冬越しも可能です。
日当たりよく、風通しのよい場所が大好きです。
日当たりが悪いと花が開かない場合があります。

高温乾燥には強いですが過湿には多少弱いため、花壇や庭植えは軽石やパーライト、
腐葉土などを混ぜ込んで土壌改良します。
また、冬の凍結を防ぐため、株元を腐葉土や堆肥でマルチングします。
寒冷地の場合は鉢に植え替えて、明るい室内の窓辺にて管理します。
水やりは、庭植えであれば不必要です。

鉢植えの場合、鉢土がよく乾いたらしっかり水やりします。
植えつけ時には、緩効性化成肥料を土壌に加えます。
追肥として春・秋の生育旺盛な時期に、緩効性化成肥料や液体肥料を施します。

夏と秋に葉にうどん粉をまぶしたような白いカビが付着して、株全体がカビで覆われて枯れてしまうため、よく観察する必要があります。
日当たりと風通しに気をつけて予防しましょう。

地植えは植え付け時に水やりを行い、根づいた後は降雨に任せます。
鉢植えは鉢の表面の土が乾いたら、しっかりと水やりをします。
鉢植えの場合、通気性に富んだ保水性のある土壌が適しています。
赤玉土小粒5、腐葉土3、パーライト小粒2などの配合土がよいでしょう。
3月下旬～5月上旬頃に植え付けします。
または、9月下旬～11月上旬にも植え付けできます。
株元の芽が土に埋まらないように植えつけます。
株間は15cm以上が目安です。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたらしっかりと水やりをします。
花が終わると花首から萎れるので、花茎のつけ根からハサミで切り取ります。

肥料を与えると次々に蕾がついて開花するため、グランドカバーにも最適です。
色違いの株を植え付けしてみましょう。

今年は、何色が一番きれいに咲くか楽しみになりました。