ガーデニングやエクステリアに関する豆知識。
2024.04.14園芸の豆知識
カリブラコアはナス科カリブラコア属です。 ペチュニアによく似た小輪花を、長期間咲かせる草花です。 春から秋まで色鮮やかに花が咲き続ける植物です。 ベーシックでは花色が赤、黄、桃、白、青、紫、オレンジなどが基本色です。 バイカラーになると赤と黄、紫と白などの2色になります。 花の咲き方は一重咲き、八重咲きなどがあり、ベル型の花形も人気があります。
たくさんのベル型の花が咲く「ミリオンベル」は品種改良を重ね、暑さ、寒さに強く、基本的に丈夫で、春から秋まで長く花を楽しめます。 そのため、ガーデニングで扱いやすく初心者にも育てやすい植物となりました。 また、鮮やかな花色が多いので好みの色を寄せ植えしたり、カラフルな色を組み合わせたり、同系色でそろえたりと色々と楽しめます。 白色と青色の組み合わせも真夏は涼しげな雰囲気になります。
カリブラコアの特徴は、花が小輪でベル型。 葉も小型。 花色はカラフルで豊富。 オレンジ色や茶系色もあり、花は華奢ではあるがベトつかない。 花ガラ摘みは基本的に不要であるが、終わった花ガラは取り除く。 乾燥に比較的強い。
カリブラコアは育てやすい植物ですが、梅雨の時期や真夏は高温多湿による立枯病が発生することがあります。 日光が大好きなので、日当たりのよい場所にプランターや鉢を置きます。 水やりは乾燥気味にして、土が湿っている場合は水やりの回数を控えるなど少なめにします。 花や枝が折れたり切れやすいため、雨には当たらない方が良いです。 初夏になると害虫も発生します。 虫が発生する前に、アブラムシ防虫剤を散布して対処することをお勧めします。
カリブラコアは切り戻しをせずに茎を伸ばしたままにすると、茎が木質化することもあります。 木質化した茎を切り戻す場合、葉の部分を残すように切ることが重要なポイントです。 切り残した茎の部分から新芽や新葉が生えて元気になりますので、定期的な切り戻しを行う必要があります。
「ミリオンベル」はサントリーが名前をつけて販売したのが始まりとされています。 「ミリオンベル」が誕生してから、植物学のペチュニア属の「小輪系ペチュニア」とも呼ばれていましたが、基本的にカリブラコアはペチュニアとは異なる部分が多く、カリブラコア属に分離されました。
花数が多く咲くカリブラコア品種の代表とも言える「ミリオンベル」はベル型の花を咲かせます。 丈夫で育てやすく、発売以来、多くのガーデニングされる方々に共感されています。 豊富な花色ラインナップは可愛いピンクが華やかな「チェリーピンク」、つやつや感が特徴の「イエロー」です。 「チェリーピンク」は丸くこんもりとした株姿になり、花数が多めでお勧め。 夏が過ぎても晩秋までと開花期間が長く、楽しさも満載です。原色のはっきりした華やかな花色にうっとり見とれることでしょう。
カリブラコアは、寄せ植えもお勧めです。 垂れ下がるタイプのカラーリーフや下草になるようなタイム、リシマキアなどを回りに混植するとよいでしょう。
天候が曇りのときなどは、庭やベランダ、玄関口などを明るくカラフルに彩ります。 切り戻したカリブラコアは、室内にも飾れます。 リビングのテーブルに飾るとコップやお皿、ミニボトルでも素敵な印象になります。 今春、ガーデニングの主役にカリブラコアはいかがでしょうか。