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2024.05.31園芸の豆知識
ディモルフォセカはキク科アフリカキンセンカ属(ディモルフォセカ属)です。 原産地は南アフリカ。 草丈は20cm~50cm。 開花時期は2月中旬~6月中旬。 花色は黄、白、オレンジ、複色。 早春から初夏まで咲き続け、6月末頃には枯れる秋まきの一年草植物です。 多年草の種類もありますが、日本で出回っている多くは一年草の種類です。 とてもよく似ているオステオスペルマムは、多年草として記載されています。 原種のディモルフォセカは、切り花として多く利用されています。
種子が大きく、まきやすいです。 また、成長が早く開花期が長いので、初心者にもおすすめの育てやすい植物です。 種子まきは9月中旬から10月初旬頃です。 種子が隠れるくらいに薄く覆土して、本葉が2~4枚ほど出たら3号ポットに移植しましょう。 赤玉土中粒4、腐葉土4、鹿沼土中粒2の配合用土などに緩効性化成肥料を少量混ぜて、 水はけのよい用土にするとよいでしょう。 苗の植えつけに適した時期は3月から4月です。 根鉢をくずさずに静かに植えつけます。
鉢植えは基本的に日当たりのよい場所で管理します。 12月から2月は室内に取り込む方がよいでしょう。 4月から6月中旬までは日当たりのよい場所でよく育ちます。 暑いのが苦手な一年草なので、花が終わる6月過ぎには枯れてしまいます。 庭植えは日当たりと水はけのよい場所を選んで植えつけます。 12月から2月までは霜よけをするとよいでしょう。 鉢植えは9月~11月、3月~6月の時期には、土の表面が乾いたらしっかりと水やりしましょう。 12月から2月頃は、土の表面が乾いたときのみ、水を与えましょう。
9月中旬から5月中旬まで、緩効性化成肥料と液体肥料を施します。 液体肥料は希釈した肥料を2週間に1回与えます。
夜間や天気の悪い日は花を閉じます。 高温多湿に弱く、開花中に長雨に当たると枯れたりします。 灰色カビ病が、春先から初夏に発生することがあります。 花ガラや枯れ葉をこまめに摘み取って、発生を防ぎましょう。 また、アブラムシが新芽につきやすいので、気をつけて観察しましょう。 2月中、早めに殺虫剤散布しておくと、春先のアブラムシ発生が少なくなります。
太陽とともに開くディモルフォセカ、玄関回りの寄せ植えで育ててみませんか?