ガーデニングやエクステリアに関する豆知識。
2021.11.25園芸の豆知識
ポインセチアはメキシコの山地のユーフォルビア・プルケリマを改良してつくられた植物です。 野性種も寒さに多少弱いと思われますが、改良して作られた園芸品種も寒さに弱いため、 最低温度10度以上で管理するとよいでしょう。 鉢植えだと1年で枯れてしまうことも多いのですが、本来は低木の扱いです。 奄美諸島や沖縄などでは、庭木として大きく育っていたりします。
赤や白などに色づいた部分は花ではなくて、苞(ほう)と呼ばれる部分です。 花は苞がある中心にある黄色い部分です。 ポインセチアは短日植物で、自然界では10月下旬から花芽分化が始まります。 段ボール箱などで覆って日照時間を短くし、花芽を早くつけさせることも可能です。 早い時期に色づかせて楽しめる植物です。 開花時期は12月~2月。 開花期間が長いのが特徴です。 苞の色は赤、白、ピンク、紫、明るい黄色、複色と多くの色があります。
鉢植えの株は日当りのよい室内に置きます。 最低温度10度を保つような場所に置きましょう。 窓の近くも玄関も冷え込みが強いため、避けましょう。 夜中は厚手のカーテンをひいて温度が下がらないように気を付けましょう。 春から夏にかけては屋外で管理し、日光によく当てましょう。 水を与えすぎないようにしましょう。 乾燥には比較的強く、過湿を特に嫌います。 乾かし気味に管理するのがポイント。 土が湿っているときに葉がしおれていることがあります。 この場合は寒さのためにしおれているので、水を与えてはいけません。 とりあえず、暖かい場所へ移動させましょう。 春先に新芽が出始めるまでは生育が止まり、あまり水を吸わなくなります。 その期間は乾かし気味に管理しましょう。
植えつけは、春先の3月~5月頃です。 有機質に富んだ土を好みます。 水はけよく、水もちよい、赤玉土中粒、腐葉土、ピートモス配合土に緩効性化成肥料を少量加えるとよいでしょう。 5月から夏時期は液体肥料を施し、8月以降10月頃には緩効性化成肥料を施します。
病害虫ですがオンシツコナジラミは室内で管理中に発生しやすです。 葉裏に発生した場合は、風通しをよくするとよいでしょう。 アブラムシは、春から夏にかけて新芽に発生します。 発生したら殺虫剤散布して駆除しましょう。 カイガラムシは、茎や葉のつけ根に発生します。 発生した場合は、歯ブラシなどでこすり落とすとよいでしょう。
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