ガーデニングやエクステリアに関する豆知識。
2022.09.26園芸の豆知識
ヒユ科ケイトウ属(セロシア属)の植物です。 ノゲイトウ、またはセロシアとばれています。
花色は淡い桃色から濃い紫色で、ロウソク型のような花形です。 花は水分が少なくて乾燥しており、枝ごと切り取り逆さに吊るしておくと、 簡単にドライフラワーができ上がり、色彩も鮮やかです。
ケイトウの植物はアジア、アフリカの熱帯からアメリカの亜熱帯にも50種類以上が分布しています。 園芸植物として知られているのは、ノゲイトウとケイトウの2種類です。 高温と乾燥に強く、耐暑性に強い丈夫な植物です。
ノゲイトウは1m以上の草丈にも育ちますが、最近は少し草丈の低い品種が流通しています。 こちらはノゲイトウとは別種とされています。
耐寒性は弱いため一年草になりますが、花期はとても長く、5月~11月まで次々と咲きます。
庭植えでも、鉢植えでも育てられます。 庭植えする場合は、日光のよく当たる水はけのよい場所に植えつけましょう。 鉢植えの場合は、日光が当たる風通しのよい場所に置きましょう。
植えつけに適した時期は、5月~9月頃です。 土質はそれほど重要ではありませんが、赤玉土中粒、腐葉土、ピートモスの配合用土や 水はけのよい用土がよいでしょう。
鉢植えは土の表面が乾いたら、しっかりと水やりしましょう。 庭植えは、特に水やりは必要ありません。
肥料はリン酸分の多い緩効性化成肥料を好みます。 元肥に混ぜ込んで植えつけましょう。 肥料は5月~9月に緩効性化成肥料などを少量施しましょう。
ハダニ、アブラムシ、ヨトウムシなどの害虫が5月~10月頃に発生することがあります。 早めに害虫駆除剤などで防除しましょう。 夏から秋にかけてヨトウムシやオオタバコガの成虫が飛来して、卵を産み、孵化した幼虫に、花や新芽を食害されることがありますので、定期的に防除しましょう。 また、草丈ばかり伸びてしまう場合は、6月~9月頃に摘心を行うことをお勧めします。
夜風が涼しくなって、秋虫たちの声が賑やかになる頃に、色鮮やかな花色にきっと驚くことでしょう。