エゴノキ科の落葉高木。斉墩果とも書かれる。
日本、朝鮮、中国、フィリピンなど広く分布。雑木林に生えていることが多い。
樹高は5m~15m以上になる。幹はあまり太くならず、株元から枝分かれして株立ちのような形になる。
葉は4cm~8cmくらい。5月~6月頃、2cmほどの白い花(5弁)がまとまって下向きに鈴なりに咲く。見事な美しさは定評あり。
耐暑性、耐寒性に強く、丈夫な樹種。自然風な趣きが好まれて植えられることも多い。
庭木として、また公園でも花が満開になるころ、美しい姿を見かける。花色は、白花が一般的。ピンクもある。
日なたを好む。水はけのよい用土。乾燥を嫌うので、株元は半日陰がよい。植えつけに適した時期は落葉期。剪定は冬の間に不要な枝を切る程度。
エゴノキの花や実には毒があるので注意が必要。