ガーデニングやエクステリアに関する豆知識。
2025.02.21園芸の豆知識
アオキは、アオキ科アオキ属に分類される日本原産の常緑広葉樹です。 耐寒性・耐暑性ともに優れており、半日陰や日陰でもよく育ちます。 冬の庭を彩る低中木として古くから利用されており、その葉には斑入りや深緑など多彩な園芸品種が存在します。 光沢のある大きな葉と冬に色づく赤い実が特徴的で、和風・洋風を問わずさまざまな庭のデザインに調和します。 落ち着いた雰囲気を演出しながらも、斑入り種は暗くなりがちな日陰を明るく見せてくれる魅力があります。
アオキは雌雄異株のため、赤い実を楽しむには雄株と雌株をそれぞれ植える必要があります。 開花期は3月下旬から5月上旬頃です。
植え付けは4月中旬から5月中旬、または9月中旬から10月初旬が適期です。 水はけの悪い場所では根腐れを起こしやすいため、避けるようにしましょう。 土は赤玉土に腐葉土を加えた配合土など、水はけがよく、有機質を多く含む保水力のある用土が適しています。
植え付け直後は、表面の土が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。 とくに風通しの強い場所では土が乾きやすいため、水切れに注意が必要です。 その後は降雨に任せても構いませんが、長期的に雨が少ない場合は適宜水やりを行いましょう。 また、強い直射日光による葉焼けを起こしやすい品種もあるため、株の様子を観察しながら適した日当たりを確保してあげることが大切です。 完全に日陰に置くと生育不良を起こす品種もあるので、明るい半日陰など品種に応じた環境を選びましょう。
毎年3月頃に化成肥料を株元に施し、追肥します。 葉に褐色の円形斑点が現れたり、周囲が黒ずんだりする場合は褐斑病や炭そ病の可能性があります。 また、アオキカイガラムシやチャノホコリダニなどの害虫が発生すると、すす病の原因になることもあります。 いずれの場合も、薬剤散布など適切な防除策を早めに講じましょう。
剪定は2年に1回程度、4月から5月頃に行うのがおすすめです。 不要な枝を間引いて風通しを良くするとともに、刈り込む際は節のすぐ上で切り戻すと樹形が整いやすくなります。
アオキは耐寒性・耐暑性に優れ、日陰でも育てやすい庭木として多くの園芸家から親しまれています。 光沢のある葉や赤い実の美しさが、寒い冬の庭を彩ってくれるのも大きな魅力です。 まだまだ厳しい寒さの続く季節ですが、アオキの新芽や実が映える庭を思い浮かべながら、暖かい春を楽しみに待ちましょう。