マツバボタン(松葉牡丹)

マツバボタン(和名: 松葉牡丹)は、スベリヒユ科スベリヒユ属(ポーチュラカ属)の植物です。
原産地はブラジルやアルゼンチンです。
夏の日差しの中で元気に咲く姿が特徴的です。
花色は白、黄、ピンク、オレンジ、赤、複色など非常に豊富で、一重咲きから八重咲きまであります。
一日花ですが、5月から9月まで次々と咲き続けます。
茎は地面を這って広がり、次々に枝分かれして花を咲かせ続けます。
脇道の敷石の隙間など乾きやすい場所でも育つため、さまざまな場所で見かけます。

■品種
スベリヒユ属には100種類あります。
花つきの良いハナスベリヒユなど、さし芽で増やした品種も多く栽培されています。
花径6~7cmの大輪系の花苗もあります。

■栽培方法
多湿が続くと根腐れしやすいため、日当たりが良く、高温で乾燥した場所を好みます。
生育には18度以上、25度以上で旺盛に育ちます。
庭植えの場合、水やりはほとんど不要です。
鉢植えは用土が乾いてから水を与えます。
常に湿っていると根腐れの原因になります。
庭植えでは肥料はほとんど不要です。
鉢植えや花壇、コンテナでは5月~9月の生育期間中に
月3回ほど希釈した液体肥料を与えると花つきが良くなります。

 

■栽培のポイント
日当たりが良く、過湿にならない場所を好みます。
草丈は5~15cmほどで、開花期は5月から9月です。
居心地の良い場所では、こぼれた種子で翌年も自然に咲きます。
古くから栽培されている品種は耐寒性があり、越冬することもあります。

■種子まきとさし芽
種子まきの適期は4月中旬~6月頃で、ポットなどに蒔いて育ててから花壇やコンテナに植えつけます。
発芽適温は20~25度で、覆土は不要です。
発芽後はよく日光に当てます。
さし芽の適期は6月~8月で、気温が高い時期なら小さな花瓶やコップに水を入れて挿しても発根します。

色とりどりのマツバボタンを植えつけて、玄関周りを明るく彩りましょう。

マツバボタン(松葉牡丹)
マツバボタン(松葉牡丹)
マツバボタン(松葉牡丹)
マツバボタン(松葉牡丹)
マツバボタン(松葉牡丹)
マツバボタン(松葉牡丹)
マツバボタン(松葉牡丹)
マツバボタン(松葉牡丹)